山 域: くじゅう山
日 時: 2020年11月7日(土)
天 気: 雨 気温:16℃
参加者: 4名(男性4名)

当会の所属する「山のトイレ、環境を考える福岡協議会」からの呼びかけで、11月7日(土)にくじゅう分かれに水を入れたペットボトルを運び、掃除をするという環境活動に参加してきました。

このイベントの主催は、大分県環境推進室で、その名も「山のトイレをキレイに使い隊」運動。
今年で4回目となるそうです。

牧ノ戸峠のトイレが改修され、久住分かれのトイレも避難小屋建て替えにより、携帯トイレブースが新規に設置されると言うことで、視察もかねてあだると山の会から4名参加しましたので、その様子をお伝えします。

◆8:00 牧ノ戸峠登山口集合

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あいにくの小雨の降りしきる中、我々は8時に牧ノ戸峠登山口に集合しました。

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売店の前にはすでに大分県の方が準備をされており、水の入ったペットボトルが並んでいます。
これを一人一本、久住分かれのまで運んで、この水で清掃をするというのが、今回のメインイベントです。


◆改修された牧ノ戸トイレ

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牧ノ戸峠のトイレは7月14日に改修が成されました。

・男性トイレ
 大便器を2から3に増設し、全て洋式便器に取替
・女子トイレ
 従来は大便器は、和式3・洋式2でしたが、これを全て洋式便器に取替

・屋根・壁の塗り替え
 汚れを落として、塗料を塗り替え

中には和式のほうがいいとおっしゃる方がいますが、洋式便器の取り替えることでみんなが使いやすくなったのかなぁと思います。

◆8:30登山開始

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この日の参加者は総勢40名。
うち、山の会(山岳会や岳連など)は20名で、福岡から参加しているのは10名でした。

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牧ノ戸からの王道コースですので、特に苦労もなく登っていきます。

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途中、災害の爪痕なども目の辺りにしました。

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この日は、西日本新聞ののぼろ編集部も同行し、この方が久住登山自体が初めてと言うことで、安全第一で登山し、ちょっと遅めの10:55に久住分かれに到着しました。

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左が従来のトイレ、右が建て替えられた避難小屋です。

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ちなみに、トイレ掃除はすでに完了していたので、協力金100円だけ入れました。

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とりあえず、掃除をしているポーズだけをしてもらって写真をパチリ。


◆今年度中に完成予定の避難小屋視察

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避難小屋は、本来なら十月中に完成予定とのことでしたが、災害の影響と天候不順でヘリが飛ばさせなかったとのことで完成が遅れています。今年度中には完成予定とのこと。

一般の方は立ち入り禁止なのですが、今回は特別に内部を見させて頂きました。

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内部は板張りでとても綺麗な感じです。
なんとなく、食堂でも開けそうな感じとでも言いましょうか。

今までに比べると、かなり避難しやすい感じですね。
これは完成が楽しみです。

◆新設の携帯トイレブース

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今回、あらたに2つほど、携帯トイレブースが新設されたとのことで、どんなものかなーと思っていたのですが、見てみるととても立派な建物です。

普通の屋外にあるトイレから、便器だけがないような感じと言いましょうか。
これなら風雪にも耐えることができますね!

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ということで、トイレの視察を終えて、くじゅうのトイレが確実に一歩前進したことを実感できました。

みなさん、雨の中、お疲れ様でした!!

(by 763酒井)



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